兜山公園

兜山の地は、石坂大地の地続きとなって北端に突出していた。
明治32年小杉駅築造の土盛り、昭和9年国道8号線の土盛り、昭和10年三和繊維工場の建設の際にも丘地が切り崩され、孤立した台地の形状が兜に似ていたことや刀剣類や甲冑等の破片が出土したことから兜山といわれるようになった。
昭和15年町並みが一望できるこの地に樹木500本と花崗岩の忠霊塔が建立された。忠霊塔には日露戦争、太平洋戦争等の戦没者の霊が祀られている。
かつて相撲場があり、町民には眺望に富んだ郊外の散策地として親しまれていた。